お知らせ

発生場所

滋賀県 某ゴルフ場 
(標高 180 m)


当該ゴルフ場での発生状況



病  名 秋~初冬の乾燥害
発生月日 2001年10月15日頃
発生個所 グリーン
草  種 ベントグラス(ペンクロス)
発生前1週間の気象条件 最低気温12℃
最高気温28℃
降水量2日間に90mm
経緯 10月15日-緩効性窒素肥料施用
10月20日-
病的症状(不整形の色むら左写真)発生
11月 4日-病原菌の検定―病原菌認めず
11月13日-浸透剤添加肥料施す(後散水)
11月14日-土壌分析―特に異常認めず
11月15日-再度浸透剤添加肥料施す(後散水)
11月20日-色むらかなり消える
11月25日-色むらほとんど消失(ほぼ回復)
考察 今年は浸透剤をほとんど使っていなかった。
そこへ施肥をおこなったところ、数日後に黄色と緑色のモザイク症状が現れた。
そこで、病原菌の調査と土壌分析を行ったが、
症状の原因とは考えられず、むしろ軽微な乾燥害を受けていた個所への肥料がとどかず、
本症状の発生となったと考えられた。
以上のような経緯を踏まえ、浸透剤を加えて施肥を反復したところ、
症状の発生から約1ヵ月後に症状は消失することになった。

既に「ターフニュース」74号(1999-Oct.)で報じたように、秋~初冬にかけての軽い乾燥害が原因で、
施された肥料の色むら下記写真が実際のグリーンで現れた。




(グリーンキーパー撮影)
ベテランキーパーの言:当ゴルフ場がオープンして36年目。
この症状に出会ったのは初めてで、対応の仕方が全く判りません (2001.11.4) 。


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