お知らせ

再発状況



再発月日 2001年8月下旬  
再発個所 ティ
草  種 ペレニアルライグラス(イマジン)

再発1週間前から再発期、
さらに病勢進展期にかけての20日間の気象条件



今後の対応

  • 登録農薬がないので、薬剤防除はできない。以下のような早期診断と耕種的防除に頼らざるを得ない。
  • 再発期と病勢の進展期に、それぞれ2日間あるいは3日間連続して、各10.8mmと46.5mmの降雨があったが、これらによって再発が誘起あるいは病勢が進展したものと思われた。

来年の同時期に気をつけること。

  1. 8月下旬に2日以上の降雨があるときのは発病の危険性があること。
  2. 7月下旬からは窒素肥料は2割減にし、ケイ酸資材を施すこと。
  3. 空気が停滞する個所には扇風機を取り付けて結露を防ぐこと。
  4. 通風、排水不良個所は改善すること。
  5. 今回の調査地で使われている品種「イマジン」は、マンハッタン3、SR4010、SR4400、プレリュードⅢ、エクセル、カタリナ、サターンⅡ、オメガ3などと同じ中程度の抵抗性を持つといわれているが、かなりの被害を出している。毎年発生する個所(常発地)があれば、さらに抵抗性の品種(ペナントⅡ、パーマーⅢ、マジェスティ、ウイザードなど)を播種することが肝要。 

前回の発生状況


発生場所

奈良県 阿騎野ゴルフ倶楽部 
(標高 400 m)


当該ゴルフ場での発生状況



病  名 ライグラスいもち病
発生月日 2001年7月末日頃
発生個所 フロントティ、レギュラーティ
草  種 ペレニアルライグラス
発生前1週間の気象条件 最低気温 19.5℃
最高気温 35.0℃
降水量7日間に28.5mm



※上井政文氏撮影


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