葉枯細菌病
目次
1標準的な症状
罹病葉
菌泥
2診断のポイントと対策
色 | 茶褐色 |
---|---|
形 | 不整形 |
大きさ | 直径
cm位 |
発生要因 | 不明 |
その他 |
3応急処置(薬剤対応)
緊急対応 | ストレプトマイシン液剤の試験使用 |
---|---|
その必用のない場合 | 現在のところ、登録農薬がないので、以下のような耕種的防除に頼らざるを得ない。 (研究成果は皆無でイネ科植物、イネ科の牧草、飼料作物などの知見を参考にすること)。 1.窒素過多、高いpH、床土の過湿を避ける。
2.低~高温性の病原力に強弱がある細菌の関与が考えられる。
3.感染は、出芽時やそれ以外の場合でも傷口、水孔などを通して周辺の雑草、散水用の水により起こる可能性が高い。
4.サッチ、種子を含む罹病組織内で耐久生存する可能性がある。
5.連続降雨、風雨で伝染し、品種間差があると思われる。 |
4類似症状との違い
自然枯死した
スズメノカタビラ
病原細菌により枯死した
スズメノカタビラ
自然枯死と病原細菌により枯死の違い
自然枯死:黄白化~白化
病原細菌による枯死:かなり鮮やかに黄化
最終的には病原細菌の菌泥による存否で診断する。
5発生履歴
2001.9
細菌病(奈良県)
2001.11
細菌病(兵庫県)
2002.5
細菌病(兵庫県中地区)
2002.5
細菌病(葉枯細菌病)(京都府)
2003.5
葉枯細菌病(兵庫県)
2004.2
葉枯細菌病(滋賀県)