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チガヤシロオカイガラムシ

日名 チガヤシロオカイガラムシ
英名 Rhodesgrass  scale

学名 Antonina graminis Maskell



分類 コナカイガラムシ科
体長 成虫:体表は白いワックスで覆われ、
   大きさは3~6mm大の丸い形をしているが、
   その中に2~4mmの茶色から褐色の袋状の成虫が潜んでいる。

幼虫:1齢幼虫は体長0.4~0.9mmで殻をかぶっていない。
   3対の脚を持ち移動する。

体色 白いワックス状の丸い殻で発見しやすい。
一見、肥料の粒子や砂粒のように見えるが、指で押し潰すと黒褐色の汁が出てくる。
また殻の中には茶褐色の成虫が確認できるが、幼虫は乳白色をしているとされるが小さく、
裸眼では発見しにくいと思われる。
活動 主に熱帯・亜熱帯地方に分布している侵入害虫で、
1970年頃に国内のゴルフ場での被害が報告されている。
コウライシバやノシバに発生し、比較的マウンドやバンカー周りなど乾燥しやすい個所に発生が多い。
成虫は直立茎の基部に定着し、腹面からの吸収口で汁液を吸収する。
この虫は単性生殖を営み、卵胎生により増殖する。
東海地方では成虫から仔虫が孵化するのは1化期では6月上旬から7月中旬、
2化期は8月上旬から9月中旬とされる。
幼虫 1齢幼虫は3対の脚を持ち、活発に移動するが、2・3齢幼虫になると脚は退化し、
直立茎基部などに定着する。
発生 被害は夏から秋にかけて目立ってくる。
最初は褐色に枯れた葉が目立ち出し、乾燥害やその他害虫による食害と間違いやすい。
シバオサゾウムシやコガネムシ幼虫による食害のように、直立茎が抜けたり、ソッドが持ち上がるような症状はない。
また、蛾類幼虫のように地際に糞や細かく砕かれた食べかすが残っていない。
ある程度掘り取って直立茎の基部に白い固まりが付着していないか確認することである。
*引用文献
「目で見るゴルフ場の芝草・樹木害虫」 廿日出正美著 ソフトサイエンス社

フェアーウェーの被害 マウンドなど比較的乾きやすい所に多く発生している。

コウライシバやノシバにも発生。乾燥害やシバツトガによる被害と見誤りやすい。

芝の直立茎が簡単に引き抜けたり、根がフワ付くなどの症状は見られない。

直立茎の基部に白いカイガラムシが付着している。指で押し潰すと茶色い汁が出てくる。

チガヤシロオカイガラムシ 白い排泄管が見える

白い殻を被った状態では3~5mmぐらいの大きさで、真っ白ではなく、土やサッチが付着して汚れている。

殻を破ると中に茶褐色の袋状の成虫が見つかる

チガヤシロオカイガラムシの成虫。5~6月頃から新たな幼虫が出くるとされる。


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