注意すべき病害(7月)
目次
ベントグラス
ピシウム病
葉は黒味を帯びて軟腐する。赤焼病とは異なり急激な進展はないものの、発生時には早めの殺菌剤対応が必要。
赤焼病
初期は黄色い小型で楕円形の沈んだようなパッチ、次第に赤みを帯び拡大していく。熱帯夜の時には一晩の内にでも急激に拡大していく。乾燥害の焼け症状に酷似しているため、疑わしい場合は土壌水分計または検土杖を用いて土壌水分の確認をすること。
炭疽病
先月に引き続き発生する。下葉が赤褐色に枯れ、不定形パッチを形成する。防除には定期的な殺菌剤散布が必須。
炭疽病とは >
細菌性病害
葉枯細菌病と褐条病が発生。褐条病は判別が難しい。グリーンと比べたら乾きにくいグリーンカラーでの発生が多い。細菌性病害には一般に風通しの改善、刈高を上げるなどの対応が有効。治療剤に抗生物質があり、生産圃場に限り使用できるアグリマイシン-100と生産圃場以外でも使用できるタフマジック液剤がある。抗生物質剤は高温時に散布すると薬害が出ることがあるので注意が必要。抗生物質剤は残効が短いため、散布から1週間ほど後に銅剤を散布することで効果に持続性を持たせられると考える。
細菌性病害とは >
葉腐病(ブラウンパッチ)
降雨後に発生が目立つ。進展が早いので発生時は早めに薬剤対応。
葉腐病(ブラウンパッチ)とは >
ダラースポット病
先月に引き続き発生。日照・風通しの改善、露落とし、窒素不足にしないなどの対応が重要。多発時には、ローテーションによる薬剤散布が必要。
イエロースポット
発生には年次変動がある。本病によって芽数が減少することはまずないが、良く目立つ。
コウライシバ・ノシバ
葉腐病(ラージパッチ)
気温が高く降雨が続く時には発生や拡大に注意。病気が再発した場合には薬剤散布が必要。梅雨期間中の発生に注意し、タンク車等がコースに入りにくい場合には、粒剤または無人航空機による散布で対応。
< class=" with-band">ダラースポット病 >
朝露が乗る日が多いと発生しやすい。フェアウェイで目立つところは適用のある薬剤を散布。
カーブラリア葉枯病害(犬の足跡)
降雨により発生が増える。激発の場合には薬剤散布が必要。
コウライシバ・ノシバ・ベントグラス
フェアリーリング病
薬剤やシバフタケなどの病原菌の種類によっては、少水量では十分な効果が得られないことがあるので注意。